筋トレの効果を最大化する食事法
筋トレをしても「なかなか筋肉がつかない」「疲労が抜けない」と感じることはないだろうか。
実はそれ、トレーニングではなく「食事」原因があるかもしれません。
筋肉をつくる「三大栄養素」の黄金比
筋肉の材料となるのはタンパク質なのですが、タンパク質だけを摂っても効率は悪く、筋合成にはエネルギー(炭水化物)とホルモン分泌(脂質)を欠かすことができません。
これらの理想的なバランスは、ざっと以下の通り。
- タンパク質:体重1kgあたり1.6〜2.2g
- 炭水化物:全体の50〜60%
- 脂質:全体の20〜25%
この比率を意識すると、筋肉が材料不足になることを防ぐことができ、理想のカラダに近づいていきます。
トレーニング前後の栄養タイミング
ただただトレーニングしていればいいというものではありません。
筋トレの成果は、栄養をとるタイミングで左右され、効率を求めるなら、以下のことに注意しておきましょう。
- トレーニング前(1〜2時間前):エネルギー補給として、おにぎり+ゆで卵や、バナナ+プロテインなどが理想的。
- *トレーニング後(30分以内):筋肉のゴールデンタイムともいえ、プロテイン+糖質(例:プロテイン+バナナ、または鶏むね+白米)を摂ることで筋合成を最大化することができる。
食事回数は「量より分割」
1日3食で足りると思っていませんか?
実は、筋肉を効率よく増やすには、4〜6回に分けて摂ることが有効で、少量ずつでも血中アミノ酸濃度を保てるため、筋肉の分解を防ぎ、合成を促進することができます。
高タンパク質のおすすめ食材としては、「鶏むね肉・ささみ」「卵・卵白」「鮭・ツナ・サバ」「ギリシャヨーグルト・カッテージチーズ」「大豆製品(豆腐・納豆・ソイプロテイン)」などがあり、これらをうまく組み合わせれば、食費を抑えながら筋肉を育てることができます。
水分と睡眠も食事の一部と心得よ
筋肉の合成には、代謝と回復が不可欠で、1日2〜3Lの水を意識し、7時間以上の睡眠を確保しましょう。
栄養だけでなく、身体全体のリズムが整うことで筋トレの効果は倍増していきます。
筋トレで変わるのは筋肉だけでなく、食の意識であり、トレーニングと食事は、どちらかが欠けても思い通りに進んでいきません。
次の食事から、筋肉を“育てるための食べ方”を意識してみよう。
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